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pH—ホワイトニングと口腔内の健康に対する関連性

ホワイトニングは歯の色調を変える最も保守的な手法です。しかし、ホワイトニングは口腔内の健康を改善し維持する効果もあることをご存知でしょうか?過酸化物を使用するホワイトニングはより白く魅力的な笑顔を提供しますが、それに加えプラークの除去 – また最も重要な要素として口腔内のpH値を上げる作用もあります。1

ある研究では砂糖ではなく、低いpH値が歯の劣化に最適な環境としています。2 普段の飲食行為ですべてのものが口腔内のpH値に影響してきます。もし酸性値が高いものを摂取し唾液が中和することができなければ、口の中のpH値は徐々に酸性化してきます。そして口腔内が酸性化すると(pH値が5.5~6.5)、エナメル質は脱灰され、バクテリアが繁殖し、最終的にはう蝕のリスクが生まれてしまいます。1,2

しかし過酸化尿素を含むホワイトニング製品はこのような症状を和らげることができます。これは成分の中に尿素が含まれるためであり、この尿素は口腔内のpH値を上昇させる作用があります(pH値7~8の間)。また尿素はプラークの減少効果やエナメル質の脱灰予防、またう蝕の原因となるバクテリアの繁殖を抑えます。3 このため、ホワイトニングはただ審美面で改善を行うだけではなく、口腔内の健康にもさまざまなメリットがある事がお分かりいただけると思います。

1. Haywood VB. Bleaching and caries control in elderly patients. Aesthet Dent Today. 2007;1(4):42-43. 2. Hurlbutt M, Novy B, Young D. Dental caries: a pH-mediated disease. CDHA Journal. 2010;25(1):9-15. 3. Haywood VB. Orthodontic caries control and bleaching. Inside Dentistry. 2010;April:2-6.